#4 Webデザイナー片岡のデザイン作業環境へのこだわりについて

Webデザイナーの仕事のクオリティ・早さの差は、作業環境に直結している

自分がWebデザイナーの仕事を始めた時、とにかくこだわり続けたのが、デザインを作業する環境作りでした。

Webデザインというのは、当たり前ですがPCを使わなければひとつも進めることができません。

そして、Webデザインというのは、Adobeを含む様々なアプリケーションを駆使して作業を行っていくので、ただPCが1台あれば十分ではなく、プロとして仕事をするために必要な道具を色々と揃える必要があります。

余談ですが、私がこれまで会ってきたフリーランスのWebデザイナーで、案件を継続的に獲得できずに生活がうまく成り立っていない人を見ていると、普段Macbook13インチ1台で、トラックパッドを使ってデザイン作業していたりします。

正直なところ、それでは作業環境を最適化したデザイナーと比べると、10〜20倍ほどスピードが違ってきてしまうでしょう。

フリーランスには「ノー残業デイ」も最近流行の「プレミアムフライデー」もないので、担当している案件の状況によっては24時間以上PCの前に座って作業をしなければいけない場合もあります。そんな状況の中で、他のデザイナーよりも仕事が遅いとクライアントに一度思われてしまうと、次の仕事はもうやってはきません。

そのため、普段からいかに作業環境を整備して、常に安定したパフォーマンスで仕事ができるかが、フリーランスのWebデザイナーとして飯を食っていくための分水嶺となります。お金を払うだけで、作業効率が1.5倍でも2倍でもアップするのであれば、どんどん投資していくべきでしょう。

片岡のデザイン作業環境 12のこだわりポイント

1. 27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル VESAマウントアダプタ搭載

現在のデザイン作業のメインマシン。机のスペースをうまく確保するため、VESAマウントアダプタ搭載型を注文した。結果的にディスプレイしたの空間を効果的に使えるようになったので正解だった。

なお、スペックは以下の通り。CPUは最大限に増やして、メモリは後から自分で購入してMAXの32GBにしています。

4.0GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.2GHz)

8GB 1,867MHz DDR3 SDRAM(4GB x 2)

3TB Fusion Drive

AMD Radeon R9 M395X(4GBビデオメモリ搭載)

ちなみに追加メモリはこちらを購入しました。

なお、このiMacでは、主にPhotoshopやIllustrator、DreamweaverなどAdobe系のアプリをウィンドウを切り替えて表示して作業を行っている。

メモリが32Gあると、Adobe系のソフトをいくつ起動していても、非常にストレスなくサクサクと動作するので、とても心地よい限りだ。データの上書き保存も一瞬でできるし、途中で落ちることもないので、作業効率は2倍以上にアップしているだろう。

2. Apple Thunderbolt Display(27インチフラットパネル)

以前まで使っていたMacbook pro15インチ用のデュアルディスプレイとして活用していたThunderbolt Displayを、スタンドを外して縦にして再活用している。

Thunderbolt Displayの取り付けスタンドは、すでに生産が完了していたため、Amazonで以下の中古品を購入した。スタンドを外してマウントアダプタを使用することで、ディスプレイ下の空間が空いてかなり机が広くなるので、すでにこのディスプレイを使っている人にはおすすめだ。

ランディングページ制作は、ほとんどの場合、縦長でページを表示して作成することが多いので、このようにディスプレイを縦長にして作業することで、全体の雰囲気や統一感を常に把握できる工夫をしている。

なお、私は別のアプリを使って、①のディスプレイで行った作業が自動的に②のブラウザで更新されるように設定しているので、いちいち画面を切り替えたり、更新ボタンを押さなくても確認作業ができるようにしている。

3. FRONTIER 24インチディスプレイ

2011年にネットでビジネスを始める際に購入したWidowsのディスプレイを縦にして使用している。FRONTIERはそこまで有名ではないが、解像度などには問題なく、旧モデルでもまだまだ十分に活躍できる余地がある。

主にFinderやFileZillaなどデータ管理アプリ専用として使用したり、クライアントからの原稿や修正依頼などをコピペするのに、WordやExcelなどを常時表示して効率的に作業が行えるようにしている。

このように、私はWebデザインの作業を、【PhotoshopなどのAdobe系アプリ】【ブラウザでの確認作業・情報や素材探しのためのネット検索】【ファイルや素材などデータ管理】の3分野に分けて、それぞれの役割を各ディスプレイに分け与えている。

4. iPad mini 4 Wi-Fiモデル 64GBゴールド

直接的にデザイン作業に関わるデバイスではないが、レスポンシブウェブデザインにおける動作確認に使用したり、セミナー動画などの勉強系コンテンツを流しながら作業したりするために使っている。

また、気分転換に近くのカフェなどで執筆作業をする時に、iMacに付いてきたMagicKeyboardと一緒に持ち出して、iPadのWordを使って文章を書くこともある。

移動中にDropboxなどにあるPDFファイルを閲覧する際にも便利だし、自分の制作したサイトをタブレットで見るとどのような印象なのかも確認できるので、ひとつ持っていても損はないだろう。

5. Apple Keyboard (テンキー付き – JIS)

キーボードについては、最初から付いてくるMagicKeyboardではなく、別途テンキー付きの有線キーボードを使用している。有線なのは単純に価格が安かったからであるが、何よりもテンキーの存在が自分にとっては大きい。

テンキーがあると、マウスパッドを置く場所が右にずれて、結構邪魔になるのだが、それでも経理関係の仕事や、日々のデータ入力作業などにおいてテンキーがあることの有益さは非常に高い。

ノートパソコンなどを使っていると、テンキーというものから離れがちになってしまうが、改めてその道具としての効率さを認識し直すべきだろう。

6. LOGICOOL オプティカル ゲーミングマウス G300s

お手軽価格で、頑丈で、さらに9つのボタンに自分で好きな操作を割り振れるという、自分にとってこれがなければWebデザインができないというほど、愛用しているマウス。

9つのボタンに操作を割り振るには、別途ステアーマウスと呼ばれる有料アプリを購入する必要があるが、もし仕事にできる限り効率性を求めたいのであれば、絶対に導入すべきだろう。

ちなみに私はマウスにEnterやDeleteなどを割り振ったり、Photoshopにおいて画像保存の一連の流れをワンクリックで可能な状態にしたりするなど、無駄なクリックをすることなく目的の行動にたどり着くように色々と工夫をしている。

1クリックする時間といっても、たかだか1秒ぐらいの世界ではあるが、それが1000回、1万回と積み重なった時の時間の差は、プロとアマチュアの差を分けるぐらい、非常に大きいものだ。

7. Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II

コンパクトでデザインも美しく、非常に使い勝手のいいBoseのスピーカー。低音とても心地良いので、小さく音楽を流しながら作業することもある。

ちなみに、フリーランスは、会社員と違って、仕事中に好きな音楽を聴くことができるというのは、なんにおいても本当に素敵なことである。

8. XXERT(イグザート) デジタルタイマー

自分は1日の仕事のペースを「25分作業/5分休憩」というポモドーロ・テクニックを用いているので、それを実現するために「25分」と「5分」の2つのタイマーを設置している。

当初はひとつだけ使っていたが、いちいち時間を設定するのが面倒で、作業用と休憩用の2つを使用することにした。

なお、このタイマーは受験勉強などにも使用されているもので、シンプルな機能な上に安くてとても評判がいいアイテム。一度ストップすると最初の設定に戻るところも気に入っているし、音を消すと赤いLEDライトが点滅すること、そして時間が過ぎてしまったら、そのままカウントアップが始まるというのも好印象だ。

Webデザインという作業は、集中力が切れても延々に作業してしまう傾向にあるので、こうした専用のタイマーを用いて作業をした方が確実に効率が上がる。スマホでも可能だが、スマホを触ると気がつかないうちにSNSを見ていたり、ネットサーフィンをしたりするので要注意だ。

9. ソニー SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80U

主に音声・動画コンテンツの収録で使用している。特にこだわりはなく、Amazonでベストセラーだったので購入した。ニコ動配信者などにも人気なので、今のところ特に大きな問題はないアイテム。

10. SHICOワイドスタンドカレンダー

別途管理しているスケジュール帳もあるので、カレンダーはこだわらずにシンプルで軽量なものをチョイス。これまで色々な卓上カレンダーを試してきたが、このSHICOのワイトスタンドカレンダーは、コンパクトでデザイン性も優れていて、とても見やすいので気にいってしまっている。

11.Panasonicの電話

特に何の変哲もない事務用の電話。仕事の依頼は、03-5799-7238までお願いいたします。

12.HTBのマスコットonちゃん

かなりどうでもいいですが(笑)、もともと北海道が故郷で、札幌で生まれ育っているため、根っからのどうでしょうマニアです。水曜どうでしょうは2000年の中学2年生頃からリアルタイムで見ていました。

14.ハーマンミラー セイルチェア

一日の大半を椅子に座って過ごすWebデザインという仕事において、何よりも重要なのが椅子です。

私はハーマンミラーのセイルチェアを愛用しています。最初はアーロンチェアにしようと思いましたが、高額だし、飽きたら嫌だしということで、機能性はほぼそのままで、より軽量化されてゴツくないセイルチェアを選びました。

とにかく姿勢を正しく保持しやすく、ずっと座っていてもお尻が痛くならず、また座っているだけでどことなく高揚感のものも味わえるので、大変オススメの椅子です。

【コラム】ハーマンミラー「セイルチェア」は長時間座り続けるWebデザイン作業にオススメ

2017.02.07

作業効率を上げれば上げるほど、時給はどんどん上がっていく

以上、私の事務所におけるWebデザインの作業環境について紹介してきましたが、これは私自身が色々な機器やガジェットを購入しながら、少しずつ理想の形に近づけていったものです。

なので、人によって心地いいと感じる環境は違いますし、それぞれ最適化のレベルは異なると思います。

ですが、こうした作業環境を整える際の重要な認識として、

・同じレベルのスキルを持つ人間と比べて、1秒でも早く作業できるように工夫する

・1秒でも作業が早くなれば、どの分自分の時給を上げることができる

・作業を早くすればするほど、他の仕事にも手を出せるので、最終的に収入が増える

といった、作業の効率を上げることでどんどん自分の売上と利益が向上していくということは、しっかりと押さえておくべきです。

そのため、稼いだお金はどうでもいいことに使うのではなく、積極的に環境や知識に投資して、どんどん自己革新につなげていくことが大切です。

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