【コラム】Webデザイナーとして私が今後も磨き続けたい4つの力


ここ最近、これまで進めてきたLP制作事業を通じて、今一度自分の知識や技術の棚卸しをして、欠けている部分を増強する機会が増えてきました。

その中で、改めてWebデザイン業界について振り返ると、Webデザインには一定期間をおいて、トレンドのようなものが発生します。例えば、巷でよく聞くフラットデザインとか、ミニマムデザインというようなものです。

でも、不思議なもので、そういったデザインがどんどん普通になってきて、例えば100円ショップなどに並び始めるようになると、途端にダサく見えたりするんですね。特に品質が中身が伴っていなかったり、情報が整理されていないページに、中途半端にそういったデザインを取り入れると、なんとなく胡散臭いものになってしまいます。

だからこそ、我々デザイナーが考えるべきなのは、「流行りのデザインを追いかけ続ける」ことではなくて、「その商材の価値がしっかりとお客様に届くデザインをどうすべきか」ということに集中しなければいけないということです。

トレンドのデザインを反映できるかは、結局デザイナーの自己満足に過ぎません。そのデザインが本当に売上と利益を運んでくる選択なのかは、よくよく考える必要があります。

さて、そんな風にデザインについて考えながら、今後もWebデザイナーとして稼ぎ続けるために、自分がどのような分野に絞って、学習し続けたいのか。そしてそこで得たどんな内容をクライアントの方々に還元したいのか、以下にまとめてみました。

私が今後も伸ばし続けたい4つの力

1.情報を整理し、取捨選択するためのデザイン技術

私が思うに、これからの現場で使えるデザインというのは、感性に訴えるようなアーティスティックなものではなく、認知心理学や情報工学に基づいたデザインといった、論理的で再現性の高いものが求められる傾向がさらに高まると思います。

これだけスマホでユーザの動きを何でも計測できるようになった時代において、なぜそのデザインを選択したのか、うまく説明できない限り、次につながっていかないからです。

もちろん最終的には感性に訴えかけることで、最大限の差別化ができるのですが、その前段階の「商材の価値をしっかりと伝える」という前提を用意することができないデザイン技術を持っていないデザイナーは、どんどん仕事が減っていくと思います。

なので私が今考えていることは、自分が作った作品をいかに明確な意図とともに言語化できるかということ。サッカーもそうですが、得点も失点もなぜそういう結果になったのか、プロであれば言葉にして語ることができます。

その語彙力というか、ボキャブラリーをどんどん増やしていくことで、次の世界に進めると考えています。

2.ネット広告を中心としたマーケティング知識

よく「Webデザイナーはマーケティングに強くなればすぐに稼げる!」という風に言われますが、私からするとそう簡単にうまくはいかないと思います。

なぜならペルソナがどうとか、LINEとかTwitterがどうとか、ステップメールがどうとか、そういったテクニックベースの知識ではすでに太刀打ちできないほど市場が複雑化していると同時に、ライバルも増えているからです。

そもそもマーケティングとは何なのか?時代が変化するにおいて、その意味合いは変容しているのではないか?

というように、より包括的な視点をもって、ビジネス全体の最適化を目指すことのできるマーケティング能力を磨くためには、日々の普段の努力が欠かせないと個人的に感じています。

3.幅広いテーマの商材に対応できるための教養力

私がこれまで多くの案件を担当することができた理由に、「どんなテーマでも対応できる」というものがありました。

これは私がもともとWebデザイナーではなく、普通の会社員からビールバーの店長を通じて今の仕事をしていることが大きいと思います。

単にパソコンの前でPhotoshopやDreamweaverをいじっているのではなく、積極的に街に出て、様々な業界・業種、年齢や地位の人たちとの関わり合いを積み重ねた結果、今の自分があると思っています

だからこそ、どんなビジネスに取り組んでいるクライアントさんでも、何の先入観も固定観念もなく、話を聞くことができます。

また、普段から新聞や読書などで、いろいろな世界への精神的な扉を開いておくことで、心を広く持つ習慣(自分をカルチベートすること)を忘れないようにしています。

4.販売者の想いを代弁することができる共感力

どんな物事でもテーマでも、蓋をあけてみると、どこかに共通点を見い出せるものです。最初はノイズに感じるような情報でも、じっと目を凝らして集中することで、そのノイズが鮮明になって有益な情報になったりします。

そのようなアンテナの感度を高めておくことで、販売者の気持ちを代弁できる力を伸ばすことができます。

また、その昔、私は大好きな日本酒の店頭販売をデパートの地下で朝から晩まで一人で担当したり、時には社員だと嘘をついて(!)イベントで新販売をしたことがあります。でも、誰も私が社員ではなくただの大学生であることに気がつきませんでした。

そのため、私の中には、しっかりと商品について理解して、想いを伝えることができれば、代わりに自分が販売したとしてもモノは売れるという実感があります

今ランディングページを作るときも、私は販売者や企画者の代弁者となるという気持ちで作成をします。

そうすると不思議なことに、画面上では決して見えないけれど、熱意を持って作ることで、デザインのトレンドとか最新技術とかあまり関係なく、「伝わるLP」が出来上がったりします。

この代弁力は、今後も制作を通じて磨いていきたい力のひとつです。

狙いを定めて、実力を磨き続けることの大切さ

長くフリーランス生活を続けていると、上司や部下に自分のことについて評価される機会もなければ、毎日満員電車で会社に通っていればボーナスが支給されることもありません。

だからこそ、自分のことを見直して、今自分に何が足りていないのか、何を学ばなければいけないのか、選択と集中だけは忘れずに、課題を見つけてトライしていこうと考えています。

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