#7 継続的に案件を獲得し続けるために避けた方がいい依頼主のタイプ

「仕事選び」がフリーランス人生を左右する

フリーランスとして案件を受注して、継続的に売上を立てていく上で、やはり重要となってくるのは「仕事選び」です。

いくら単価が高くても、時間や労力を全て奪われてしまうような仕事では長続きしませんし、かといって単価が安く、依頼主の言いなりになってしまうような働き方でも、楽しく仕事を続けることはできないでしょう。というか、私が知る限り、できません。

この辺りの、“正しい仕事の積み重ね方”というのは、フリーランス界隈ではどうしても稼いだ金額(=結果)が注目される傾向にあるため、実はあまり重要視されていない部分でもあります。

要するに、いくら単月の月商が200万だろうが300万だろうが、次の月に0円になっているということは、正しく仕事を積み重ねることができていない証拠なのです。

私の例でいうと、数年前、まだ駆け出しだった頃は、とにかく実績数を求めていたため、どんな種類の案件でも、どんなタイプのクライアントでも、誰にも頼らずにひとりでひたすら制作を担当してきました。その結果、当時デザイン仕事だけで最高月商250万円程度の売上を上げることはできましたが、多く稼げる反面、身体的・精神的な反動は半端なかったです。とにかく来る日も来る日も制作に追われる日々・・・。「これは長続きしないな・・・」と感じました。

そこである程度実績が積み上がった私が次に取った方法は、担当するお客さんの基準・条件をこちらですべて決めてしまうことでした。

Web制作という仕事の性質上、一定上のクオリティを担保するために、平均的な制作期間とそれに見合った費用、提供するサービス内容を細かく決め、その条件に合わない依頼主の案件はお断りさせていただくことにしたのです。

“正しく仕事を積み重ねる”ために仕事を断った依頼主のタイプ

特に、以下のような依頼主の方の案件は、どれだけ金額的に美味しい話だとしても、全部断ってきました。

タイプ1.「これから沢山依頼するから、値下げしてほしい」という人

「将来、定期的に案件を依頼するから、その分費用を安くしてほしい」という人で、その約束を守った人に私は会ったことはありません(苦笑)。

とにかくデザイナーが提示した金額よりも安く見積もろうとする人の依頼は、すべて断ってしまってOKだと私は思います。

不思議なことですが、そういう自分勝手な人からの依頼を断ったら、意外とすぐに自分が関わりたいと思う人からの次の依頼が来るものです。

タイプ2.完成物を見てから、半分費用を払いたい

このように金額に関することで交渉する人については、基本的に候補から外してしまいましょう。

金額にこだわってしまうと、可能な限り0円に近くないと満足しなくなってしまう人が一定以上います。

値切りをしてくるということは、依頼主がデザイナーを間接的に信頼していない証拠です。

それであれば、信頼してくれない依頼主はバッサリと切ってしまって、別の信頼してくれる依頼主の案件に集中する方が、はるかに次につながっていきます。

タイプ3.メールの文章が雑な人

最近はLINEやチャットワークなどで仕事のやり取りをしている人が多いからでしょうか。依頼をされる際のメールが、実に適当で雑な依頼主が増えてきました。

もちろん、形式にこだわってばかりで、堅苦しく仕事のやり取りをメールで行う必要はないかもしれません。

でも初めて関わる依頼主から、「◯◯できますか?急いでるんで今すぐやってほしいんですけど」というような、まるで友達感覚で見下したような雰囲気でメッセージを送ってこられると、その時点で何か嫌ですよね。

極端な例に思えますが、実際にこうした失礼なメールを送ってくる人間というのは一定以上います。

なので私は基本的に、しっかりと礼儀正しくメールのやり取りを行ってくれる方としか、仕事で関わらないようにしています。そこに依頼主のデザイナーに対するリスペクトというものが立ち現れるからです。

どういう依頼主と関わりたいのか、明確な基準・条件を決めておこう

フリーランス生活を安定的に長続きするためには、自分の仕事内容について、一定以上のルールと仕組みを作っておくことがとても重要です。

そしてそのルールと仕組みを、できる限り自分に負担のない形かつ実力を思う存分発揮できる環境に整えておくことが大切といえます。

一時期は多くの金額を稼ぐことができたけれど、その後どうしても依頼が途絶えてしまって、生活が立ち行かなくなってしまったフリーランスを私は無数に知っています。

そしてその主な原因は、自分の中で自分の仕事に対する明確なルールや条件を決めずに、目先の利益に溺れてしまい、結果的に依頼主の言いなりになって潰れてしまうことがほとんどでした。

「自分は何でもできます!何でも頼んでください!」と依頼主に言うのは簡単です。でも、そういう仕事のスタンスでは、自分の人生を高めてくれるような素敵な依頼主の方に出会うことはできませんし、自分の仕事に誇りを持てなくなる瞬間がいつかやってきます。

なのでフリーランスを長く続けたいのであれば、あまり金額的な美味しい話には乗らず、相手の値引き交渉などの口車にま載せられずに、ひとつひとつ、コツコツ自分にできることを相手に与えて貢献できるような考え方で臨んでいきましょう。

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